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古書現世店番日記 3月25日(金) 向井透史 k-gensei@nifty.com

■古本合宿二日目

いよいよ本の整理。その前に書庫を見せてもらう。アヤシゲハウスだ
(勝手に命名)。お父様(建設業)手作りの移動棚まである。全部
手作り(でもプロが作ってるからとてもいいもの)。まぁ、今日中になんとか
なりそうだ。

まずは備品(ビニールヒモやガムテープなど)を買いにホームセンターへ。
その後、ブックオフへ。山田稔などを105円で拾う。イチローくんは
大物狙い。6000円が12000円とか、3000円が9000円になる
ようなものを購入。ていうか、なにしに来てんだよ!

ヤマトの集配所へ。金額などの見積もりを聞く。単身者用の引越し
パック(中カーゴ1台で30000円)というのがあり、これだと箱入れ
しなくていいので、これにする。ヤマトは一箱単位だと高いし。
レンタカーを返して戻る。

アヤシゲハウスの整理に入る。全部、ではなく残すものもあるという
ので、まずは南陀楼さんにいるのと処分するのを分けてもらう。残す
ものはダンボールに入れて新宅(内装はまだだ!)へ運び込む。旧宅
が道路通すのにひっかかるので、隣に作ったのだ。だからある程度どか
さなければならない。ダンボールを運び、新宅の縁側でサボる。
いい風景だ。緑が広がるなにもない場所。この土地で、小さいころから
本好きになったという南陀楼さん恐るべし! と正直思った。
そんなことを思っていると、イチロー君に怒られた(当たり前)。

食事。南陀楼さんのお母さんはステキ。常にダメだし。
「本ばっかり買って。煮しめたような服着て。お前の服なんかこの土地
じゃ通用しないんだから! 本やめて服買いなさい!」

ある程度抜き終わると、いよいよ仕分け。箱入れしなくてよくなったので、
そのまま市場に出せるように本を分けて縛るのだ。いい本なら数冊で、
並の本なら100冊単位で。ジャンルでわけたりして、業者が市場で
「高い札を入札しやすい」ように仕分けるの。結構細かく考えてやった
のでかなり時間がかかった。ただ、明日の午前中にヤマトが来るので、
全部やらねば。

夕食。お父様が「移動棚の下のところ、ステンレスで作ったら重くて
つぶれちゃってなぁ。今度は鉄にするか」
そこでイチローくんが「じゃあ、また本が増えますね」と言うやお母様
「とんでもない! もう買わせないから」と断言。サイコー。

なにはともあれ、市場で高くなるには「安い本をいかに高く買わせるか」
だから(高い本はどうやったって高いから)うまく組み合わせたつもり。
日付変わって1時前に終了。縛った本を見て南陀楼さんが「俺が棚に
並べたかったように分けられてるなぁ」と言ってくれて嬉しかった。

夜、布団に入りながらしゃべる(修学旅行みたいだ)。なにかからマンガ
の話になる。イチロー君はとにかく細かいシチュエーションを憶えていて
笑える。『包丁人味平』の話から、これからイチロー君は牛次郎(原作者)
ならぬ牛(ぎゅう)イチローになり、いろんな媒体でマンガの語り部になるべきと
いうことに。がんばれ、立石書店の牛イチロー! デビューも早々決まった
らしいよ。

2005年03月28日

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