MENU

最近のコラム
過去のコラム(月別)

古書現世店番日記 3月13日(日) 向井透史 k-gensei@nifty.com

結局、店に来たので日記を書くことに。

昨日は朝方帰ってきたので、1時半ごろまで寝た。
少し原稿を書いて、一本仕上げる。ゲラも一本戻し。

店へ行く。昨日値つけした本を棚入れ。月曜日にやろう
かと思っていたのだが、150冊ぐらいあるので、店が閉まって
いる時じゃないと無理だと気づく(とっとと気づけよ)。
売れ残っている本を抜いたりしながら全部棚に入れる。

今日もこれから人に会わねばならないのでこれだけで。

花田紀凱著『編集者!』(ワック)読了。タイトルと、帯文
「できるワザ 人間関係のツボ 情報をとる技術が満載!」
というので、正直あまり期待していなかったのだが(申し訳ない・・・)
とてつもない面白さだった。ようするに、花田さんが今まで出会った
人間との面白いエピソード集なのだ。編集者生活をスタート
させた『オール讀物』時代からの「花田紀凱と愉快な著者たち」。
池波正太郎、尾崎一雄、胡桃沢耕史、阿佐田哲也、五味康裕
などの文人たちのエピソードからはじまる。
野坂昭如と稲垣足穂の対談の描写などサイコー!
泥酔して対談に現れた野坂はいきなり足穂のオデコにキス。
しかも足穂は「ええコじゃ、ええコじゃ」とうけてたつ。しかも野坂は
そのまま寝てしまい、対談は次の日に。で、とんでもない対談の後
野坂はまた「頭にキスさせてください」「よしよし」「ぼくはハゲ頭が
ものすごく好きなんだ」「カマ掘るぞ!」とかもう凄すぎ。
よくまとまったよ、こんなの!
その他にも、落合信彦が右翼事務所で発掘される瞬間、児島襄
の取材費浪費っぷり、横尾忠則のプールでの笑える話に村西とおる。
山口百恵への原稿依頼から、デヴィ夫人に「刑務所にいれてやる」
と言われたりと笑いながら読んだ。ステキだ。

2005年03月13日

トラックバック: