
【第7回目】
おひさしぶりですね。
さて、
今回は、プロジェクトから離れて、高田馬場にあった映画館の話です。
ぼくも知らなかったのですが、高田馬場には
「高田馬場東映」
「高田馬場パラス」
「高田馬場パール座」
「ACTミニシアター」
「早稲田松竹」
と5つの映画館があったようです。
が、ご存知のとおり、そのすべてが休館、閉館へと追い込まれ、今現在では高田馬場、早稲田周辺で、スクリーンで映画をみることが出来なくなりました。
それぞれがあった場所には、なにが新しく出来たかというと、
「高田馬場東映」「高田馬場パラス」後には居酒屋が出来ました。
高田馬場駅からでて、左手のビルを見ると、「土風炉」という居酒屋が目 に入ります。
これです。 ・・・文化は酒に移り行く。
なんだか、世に象徴されるような様変わりですが、その酒も何か物悲しさ を感じるかもしれませんね。飲み屋には、まだ、映写室跡となっている部屋 があるらしいです。
(*そうそう、大久保にあったグローブ座が、ジャニーズの会社に買い取られたとか。あそこで、ジャニーズが公演するのか・・・ものすごく悲しいのは
僕だけ???)
「ACTミニシアター」はわりと最近出来た映画館です。25年ぐらいまえのようです。
映画好きのファンが集まり、開館したようで、この映画館がすごいのは、その席が座椅子なのです。40席しかなかった。映写機は16ミリだったということ。
作品はそれでも、今思えばものすごいラインナップ。
映画初期の作品群や、名作、旧作目白押しでした。たとえば、「アンダルシアの犬」「カリガリ博士」とかの古典(←いま、これをフィルムで見ることは可能なのか?しかし、まったくお客さんの入りを考えなかったらしい。)。
日本の巨匠作品は言わずもがな。鈴木清順特集もやっていた時期があったらしい。これは、去年、アート系映画としてリバイバルで上映が頻繁に行われ、若者が大挙して押し寄せ、再評価が高まると いったことをかんがえると、そのムーブメントを早稲田で作り出せなかったのは残念だなーと思わずにいられない。ここは、宣伝力や企画力の差か。ただ映画をやれば、人が集まる時代はすでに終わっていますからね。
今現在、ここは郵便局の着替え室になっているそうです。映画館が着替え室・・・。これにはねー、ちょっと悲しさ以上のものを感じましたね。
いまでも、そのプレートだけが、入口のところに残っています。早稲田生なら通学路でみることができますね。(早稲田古書店街の安藤書店さん隣りです。)
余計にさみしくなってしまいますが・・・。
(2002.9.4.)
☆著者プロフィール---------------------------------------------------------
沼田真一
1978.8.6生まれ。現在、早稲田大学社会科学部4年都市計画のゼミに所属。
幼年期を茨城県水戸市で過ごし、少年期は群馬県館林市、小学六年生より現在まで埼玉県川越市に住んでいる。天真爛漫な高校生活では吹奏楽部に所属し、男子校吹奏楽部の部員として、特異な生活と仲間を手に入れた。さまざまな伝説と逸話をともにした高校生活にピリオドを打つと、一部のできのいい友人を除いて、多くの仲間とともに予備校生活に入る。現役時代の失恋の痛みを勉強の励みに換えて、二年後に早稲田大学社会科学部に合格。めでたく入学した。「不可能を可能にする男」(自称)として、その努力と強運で友人たちに広く恐れられることになる。たくさんの出会いと別れを繰り返しながら、人生をより広く豊かにしつづけながら現在に至る。
現在『duce』の代表として、映画のすばらしさを多くの人に知ってもらうための方法、仕組みを検討中。
◎早稲田松竹復活プロジェクトHP
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