
6月29日(土)
高円寺での即売展「新宿古書展」の初日。日程をずらしたせいかお客様がいつもより少ない。こうなると愚痴が出るのが古本屋。 「ワールドカップのせいだよ」「明日で終わりですよ」「今度は梅雨だからしょうがない」 「いつになったら売れるんですか?」「その次は夏枯れだしな」
一年中売れないじゃない・・・。
6月28日(金)
「売れたんですか・・・」古いキリスト教の歴史書である。よほど悔しかったのかずっと「キリスト教関係」の棚の前でボーッとされている。
別に悪いことをしたのではないが、気まずい・・・。そんな重い空気を壊すように電話が鳴った。「助かった !」
と受話器を取れば新宿古書展の注文キャンセルの電話。しかも12000円の本。 もう箱づめもしたのに。店内はさらに重い空気となったのであった。
3時から高円寺で新宿古書展の並べ作業。いつも「注文来ないよ!」と言っている人がやけに静かだ。わかりやすい・・・。
当店の目録「逍遥」50号を印刷屋さんに提出。7月4日に郵便局に出せると思います。
6月27日(木)
夕方、酔っ払い来店。並の酔いかたじゃない。フラフラ入ってきて「おい!塩くれ、 塩!」 って全然意味わからない。店内にいたお客さんもどんどん帰って行く。営業妨害だ! と 思うが、怒らせたら何するかわからないので無視。
が、まだ「塩、塩」って言ってる ・・・。 「大塚久雄著作集」を指さして「こいつ知ってる!知ってるぞ俺は!」と言い出す始末。
でもまた「塩だ!」って塩まきたいよ、こっちは!
6月26日(水)
神保町の市場で仕事の日。今日で現場の主任の任期が終わる。 7月からはまた平の経営員(本を並べたりする現場員の事)として頑張ることとなる。
夜は、今期でその経営員を卒業する人の送迎会。午前様に。 帰ってきて、布団に入ると急に市場の支払い事が頭によぎった。決算なので金曜日に全て払わなければならないのだ。寝られなくなった・・・。という夢を見た(これ書いてるの 27日です)のだが、現実問題、頭が痛いのであった。
6月25日(火)
近所の方に「酒粕」をいただいた。誰もいないから自宅に持って帰れない。 後ろの流し台に置いておいたのだが匂いは漂ってくる。 あるお客さんが「お酒の匂いですか・・・」と意味ありげにニヤっとして帰っていかれた。
違いますってば!
6月24日(月)
近所の家に買い入れ。家の中ではなく庭にある倉庫の本を処分したいとか。 暗くて見えない・・・。懐中電灯を片手に奥を見る。なんだかビジネス書のようなものばかりで買えそうにない。断ろうと思って外に出ると、奥さんが「お疲れ様です」と お茶を用意してくれている。
言うタイミングを逸してしまった。おいしいケーキまで ついている。 おいしいなあ、これ。というわけで断ることもできず、小額ながら買ってきてしまった。
以上、どうにも情けない話でした。
☆著者プロフィール-------------------------------------
向井透史(むかい・とうし)
1972年新宿区早稲田生まれ。
古書店「古書現世」二代目。
早稲田青空古本祭記念目録「古本共和国」編集長。
※目録希望の方は⇒k-gensei@nifty.comまで
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