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店番日記【その7】

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6月22日(土)
6月29日〜30日に高円寺・西部古書会館で開催される「新宿古書展」の 目録注文が来だしている。
全店一括で注文できるので、当店に届く葉書など にも他店の注文があるのだ。紙に書き出して近所の○○書店へ持っていく。 「注文ですよー」するとご主人「これもう注文来てるよ。来てないの持ってきて よー」
って少しは感謝してくれよ・・・。

6月21日(金)
売れない。花の金曜日、略して花金なんてのは昔のこと。
ようやく自分の店の古書目録 「逍遥」の製作に入ったのだが仕事のはかどること。なかばヤケクソぎみに仕事をしていると外国人のお客様が3人来店。長い時間店内を見たあと大量にお買い上げ。 唯一売れる土曜日なみの売上となった。
しかし帰り際「ソノ猫ハナンテ名前デスカ」 と聞かれたので「ノラです」と答えると「カワイソウデス。センスナイデス」と駄目 だしされた。


6月20日(木)
昨日買った荷物が店にやってくる。しようがないので自宅の自分の部屋へ置くことに。
自宅の物置ももう入らないんだもんなあ。自宅と店が一緒になってる人なんか階段にずうっと本が積んであるのが当たり前なのだから諦めるか。苦労して入れ終わる。本当に物置に入らないのかと覗くと、あら、鍋とかが入ってる。母親に「こういうの中にしまえないの?」 と聞くと 「無理」と返事。無理か・・・・。


6月19日(水)
神田の市場で仕事の日。つい調子にのってたくさん買ってしまった。
金額はたいしたことないのだが量が凄い。店に電話「たくさん落ちたんだけど、置く場所ある?」「うーん、無いな」無いって・・・。


6月18日(火)
「ちょっとお聞きしていいですか?」お客様の質問である。「ジャッセン」ってどんな業界用語なんでしょうか?」という。BIGBOX展で聞いたのだとか。いろいろな書物をあたっても書いていなかったので私に質問したらしい。結論を言えば業界用語じゃないです・・・(笑)。
早稲田の人たちが何人か使っている言葉で、「ジャスト1000円」の略なのだ。レジの係に打ってもらうときに 「はい!ジャッセン!」とか言っているだけの話なのだ。まあ業界用語に聞こえなく もないが。

6月17日(月)
「ちょっと置いておいていいかな」と70歳ぐらいのお客様が他の店で買った本を机上に置いた。 「どうぞ、ごゆっくり」。
しばらくして数冊本をお買い上げ。先ほど預かった本を渡そうとすると、
「いや、私のではないよ」と言う。先ほど確かに預かったのだ。
「いや、先ほどお預かりしたものですが・・・」
「はっはっは、勘違いだろう、君にはあずけてないよ」
何度言っても受け取ってもらえない。結局そのまま帰られた。見たところ全て100円の本らしいが。どうすればいいのやら。


俳優・室田日出男さんが逝去されたという。つい先日「仁義なき戦い」で「大物ぶる小物役」を見たばかり。口元だけひねらせた、いかにも悪者って感じの笑いも好きだった。合掌。

☆著者プロフィール-------------------------------------
向井透史(むかい・とうし)
1972年新宿区早稲田生まれ。
古書店「古書現世」二代目。
早稲田青空古本祭記念目録「古本共和国」編集長。
※目録希望の方は⇒k-gensei@nifty.comまで
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2004年08月20日

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