
6月1日(土)
いよいよワールドカップが始まった。私はあまりサッカーに興味がないので いつもどうりなのだが。古本屋はサッカー好き多いんですよ。来週7日に秋の「青空古本祭」 の会議があるのだが「やだ、いかない!」という古本屋も。イングランド対アルゼンチンなんだと。
やだって言われても・・・。まあ気持はわかるが。
うちの父親も大のサッカー好き。家にはテレビ中継の予定表が貼ってある。 「おい、今日はもう帰るぞ」って、まだ2時半だよ!
こんなの一ヶ月も続くの・・・。
5月31日(金)
私には以前より悩みがある。
それは所謂「社会の窓」ことズボンのチャックが開いているお客様には注意するべきかどうかということである。
言うことが親切なのは間違いがない。 しかしである。
やはり恥をかいた場所には二度といきたくないと思う人もいるだろう。以前小声で 「開いてますよ」 と注意したところ、来なくなってしまったお客様がいたので(それが原因かはわからないが)悩むところである。今日も悩んだ。言うべきか言わざるべきか。「頻繁にあるわけじゃな いからいいじゃないか」と思う方もいるだろう。しかし当店に限って言えば頻繁なのだ。2,3日に一人、ないしは二人 ぐらいのお客様の「窓」が開いているのだ。結局は悩んでいるうちに「ありがとうございました・・・・」 で終わってしまうのだが。
5月30日(木)
常連のお客さんKさんが店に来た。「見てみ、これ」おっ、クラーク博士の銅像だ。 札幌にあるやつ。
それが小さくなって人形に。色もついてよく出来ている。「こころの像紀行」とかいうの。
コンビニで売ってるんですって。見ると他にも上野の西郷さんやら仙台の伊達正宗像などがあるんだと。早速買いに行く(子供みたい)。黒いカプセルで売っていた。だいたい200円ぐらい。
開けると二宮金次郎像が!(開けるまで何が出るかはわからない)。まあ、おもちゃですけどね。
書斎とかに置くのにいいかなって。
テレビの上に飾っておくと「それ、なんですか」とお客さんが尋ねる。説明すると 「フーン」といいつつ お客さんも買いに!本好きの人なら好きそうな気がするのだが。
5月29日(水)
今日は神田の市場で仕事の日。比較的早く終わったので7時ごろ店に帰ってきた。 早稲田青空古本祭の大事な書類を置きっぱなしにしていたためである。
店に入り書類のある場所へ。すると書類の上に「ノラ」が。ノラとはお店に住み着いている猫である。 元ノラなので、そのままノラと呼んでいる。「おい、どいてくれよ」無理にとろうとすると「フギャー」と引っ掻かれた。ひどいよ。しかも書類が抜け毛まみれになってるし。 置き忘れた自分が悪いのだが。もう一度言う。ひどいよ・・・昨日弁当の残りの魚あげたじゃない・・・。
5月28日(火)
先週から続いているガス工事。今日はまさに目の前。3冊100円の文庫コーナーものんびり見れませんな。
本を見る環境ではないので売上最悪。工事してなかったら売れたのか?と聞かれて 「もちろん」と答える自信が無いので文句はいいません。1日中、本の値付け。お客さんいないから仕事もはかどること!って全然嬉しくないですよ。
5月27日(月)
お客さんの家へ買い入れ。帰り、引越しの最中の家を発見。なんだか捨てるように本が積んである。
見れば結構いい本があったりもする。「すいませーん」家の奥へ声をかけてみる。 我ながら図々しい感じもしたのだが。 するとご主人らしき方が出てくる。「あのー古本屋なのですが、処分されるような本 はございませんでしょうか」
するとカッと目を見開くや「どうせ安く買い叩くつもりなんだろ!出てけ!」と何も しないうちに一喝。 あやまって出てくる時には背中に「金の亡者め!」とまで。現実世界でなかなか無い ですよ、 「金の亡者」とまで言われることは・・・。 ショボンと帰ってきた。
彷書月刊(弘隆社)が届いていた。先週届いていたらしいが。封を開けると特集は 「殿山のタイちゃん」。 映画好きにはたまらない特集。新藤兼人さんや佐藤慶さん、矢崎泰久さん(「編集会議」の連載最高) などが執筆。気になる人は買うべし。
☆著者プロフィール-------------------------------------
向井透史(むかい・とうし)
1972年新宿区早稲田生まれ。
古書店「古書現世」二代目。
早稲田青空古本祭記念目録「古本共和国」編集長。
※目録希望の方は⇒k-gensei@nifty.comまで
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