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店番日記【その1】

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5月11日(土)
一週間ぶりに自分の店の店番。

なんだか他の店でバイトをしている感じだ。思わず100円均一の本を「はい、105円です」なんて間違えて言ってしまう(BIGBOX展は外税)。申し訳ない・・・。

 常連のKさんが来店。「あれっ、久々だねえ。あんまり見ないから家出したのか と思ったよ」「いやあ最近Kさん、あまり買ってくれないから極上品の仕入れで海外に行ってたんですよ」「俺の気に入る本なんてこんな三流の店が扱えるの(笑)」「いい本ですからねえ、値段もいいですから。勤め人に買えるかなあ(笑)」
よそ行き顔で店番してる即売会より「自分の店っていいなあ」とつくづく思う。

 夕方からはBIGBOX展の計算作業に。ここで各店舗ごとに値札をわけて売上を出すのだ。
 計算が終わって、責任者が「あれ、少しタネ銭(会のお金)が多いかな」と言うや「そうだろ、おかしいと思ったんだよ、俺予想より5万ぐらい売上少ないよ」とか「そうだそうだ俺なんか20万少ないぞ!」「違うよ俺のだろ」と一斉に声があがった。20万って、おいおい・・・。 しかもそれは気のせいだったんだからね。みんなの言い分聞いてたら100万近い赤字じゃないか(笑 )。


5月10日(金)
高田馬場駅前で毎月開催されている「BIGBOX 古書感謝市」(詳細は「イベント情報」にて)も最終日。

 長かったなあ。人がいなくなるゴールデンウィーク中に立ち上げでした から。あまり期待してなかったんですよ。そうしたらいるじゃないですか、人は。初日こそイマイチでしたけど最終的にはまあまあになりそう。でも最終日の今日は雨。最悪ですよ。売ってる方も早く帰りたいのだから売れるはずも無し。雨宿りの学生さんが本棚の前をふさいだりするし・・・。ため息もでますわ。

 7時になると撤収作業開始。下が濡れているので縛った本を置けない。で、ダンボールをもってきてその上に積むことに。順番に車でピストン輸送。次に車がきたらすぐに積めるように会場の前にダンボールを敷いて奥の本を出しておく。積むと敷いてあるダンボールが残りますよね。それを学生さんが踏むんですよ!「踏まないでー!」と何回も叫ぶ。今度は横を見ると・・また踏んでる・・・。濡れた足型が残って本が置けないじゃないですか。そっちを注意すると・・・背広の紳士が後ろのダンボールの上を歩いていく・・・。「もぐらたたき」じゃないんだから。


☆著者プロフィール-------------------------------------
向井透史(むかい・とうし)
1972年新宿区早稲田生まれ。
古書店「古書現世」二代目。
早稲田青空古本祭記念目録「古本共和国」編集長。
※目録希望の方は⇒k-gensei@nifty.comまで
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2004年07月28日

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